膝痛の症例

「覚えてますか」ギックリ腰•26歳男性 【練馬区 大泉学園 整体 治療室高久症例】

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2008年、6月。

電話が鳴った。

出ると、若い男の声。

ー今日3時に予約をしている浅沼といいますが、急に気持ちが悪くなって、いま、『イシガミイ公園』という駅で休んでいます。

「ああ、石神井(シャクジイ)公園ね。大丈夫?」

ー冷や汗でてます

「隣の駅だから、落ち着いたら来てね」

ーはい。すみません

約15分遅れで、すらりとした青年が来室してきた。

身長180センチぐらい。

細身だが、肩幅が広くガッチリしている。

足取りがふらふらして、顔をしかめている。

しかめてなければ、かなり印象の良い男だろう。
なぜなら以前小泉今日子と噂になったアイドルの男と顔が似ていたから。

「すみません、遅れまして」

礼儀正しい。

礼儀正しくて、イケメンなので、オーストラリアの女性に日本人の好感度があがっているかもしれない。

「痛いところ申し訳ないけど、記入してもらえるかな?」

「はい」

私は彼に治療申込書を手渡した。


書き終えたようだ。


浅沼京介 24歳

申込書の住所を記入する欄に目を通すと、なんと、山形県と書かれてある。

「山形県から来たの?」

ちょっと驚いて声をかけると、

「実はオーストラリアからなんです」

という返事が。

きのうの夕方に電話があり、その足で来たのだろうか。

詳しく聞くと浅沼さんは、現在オーストラリアの大学院生で、休みを利用して帰国してきたらしい。

そして今、横浜の友達の家に泊まっているのだが、帰国している飛行機のなかで急に腰が痛くなり、動けなくなったとのこと。

「横浜の友人は、ここ(大泉学園)出身なんですが、お母さんが良くなったからと紹介されて、今日電話したんです」

すぐに治療にとりかかった。

「ギックリ腰は腰に炎症を起こしているので、長い時間治療すると、かえってひどくなる場合があります。だいたい20分ぐらいで終ります」

「わかりました」

「ちょっと立ってみて」

「はい」

まずは検査から。

Photo

「こんなふうになったのは、はじめて?」

「はい」

よかった、と私は心のなかで胸をなでおろした。

年に何回もギックリ腰を起こしていると、何回もかかるが、

初めてだと、1~2度で回復する確率が高くなる。

脳が、悪い状態よりも、良い状態を覚えている時間が長いから。

次に両足の曲がりを調べる。

「うわぁっ」

「右の腰に激痛が走るでしょ?」

「はい」

Photo_2

右足が曲がりにくい。

右側に体重が乗っているようだ。

「そうでしょう。今度は上を向いて寝てもらえるかな?」

この当時は、畳の上に、ベッドマットを敷いていた。

うなり声をあげて、彼は上になった。

手の長さの検査。

Photo_3


左手が伸びにくくなっている。

左の背中がはっているようだ。

「左の腕が苦しいです」

「そうでしょう」

とだけ、私はいった。

触ると、確かに緊張しているが、筋肉の弾力はある。

だいたい2回ぐらいで良くなりそうである。

治療中、浅沼君は、何度も凄いを連発していた。

「先生、体って、こんなに簡単に変わるものなんですか!?」

「うん。でもこれは、浅沼君の体がいいからなんだ」

これは謙遜ではなく、事実である。

一通り治療が終わり、再検査。

まずは手の長さ。

Numate3

「あれ!? 左の肩が楽になってる」

私は、バランスがとれたので左肩に無理がかからなかったと伝えた。

続いて、両足の曲がりの検査。

Numaasi

「あれ? 右の腰が痛くないです」

「バランスがとれたからね」

「すごいですね!」

「凄いのは、浅沼君の体だよ」

私は、痛みをとる治療はしていません。

あくまでバランスをとる、動きにくいのを動きやすくする、脳の命令をよくする、

これしかやっていません。

痛みをとるのは、クライアントさんの仕事だと考えています。

その場で痛みが消えてなくなったのは、浅沼君のお体が素晴らしいとしか言いようがありません。

「じゃあ、立ってもらえる?」

「はい」

Numa1

「ら、楽ですねぇ。不思議だ……」

なにか抜かれた表情で、浅沼君がいった。

その後、腰痛体操と体の使い方を指導し、2回でほとんどバランスがとれていたので、終了となった。

………………………………………………………………………………………………

2011年•2月

電話が鳴った。

ー以前お世話になった浅沼といいますが

「おお、浅沼君」

ーあれ? 先生、覚えていたんですか

「もちろん」

今のところ、痛くて隣の駅で下車して休んでいたのは、
浅沼君しかいないので。

近況を聞くと、シンガポールの金融機関に就職することが決まり、
二度と腰痛が起こらないようにと、また治療を受けたいそうだ。

「あれから体操やってるの?」

ーはい、ほとんど毎日やっています

来室した日、浅沼君はベッドが置かれいて、驚いていた。

「内装も変わりましたね」

「治療内容はもっと変わったよ」

治療を始めた。

「おお、……先生、さすがですね」

あれから、いきなり体を変える治療に変えていた。

「毎日進化しているからね」

真面目に体操をしているそうなので、ほとんど大丈夫な体だった。

新しい全身を整える体操を教えた。

「帰国したら、また来ます」

そういって、浅沼君はシンガポールに旅立っていった。

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20年以上前から、左股関節の痛み、頭痛、生理前の不調、よく眠れない【練馬区 大泉学園 整体 治療室高久症例】

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背骨と骨盤と足の骨をつないでいる筋肉があります。

その筋肉は、内蔵の下にあり名前を腸腰筋(腸腰筋)といいます。

これを、もっと柔らかくするにはどうすればいいのか考えていました。

自分なりに答えが見つかりました。

そうすると、

( だれか慢性的に股関節が痛くて苦しい人こないだろうか。手術してない人で )

と思うようになります。

そんな時に、練馬区より磯田江里子さん(42歳 女性)がお見えになりました。

カルテに書かれたのを見ますと、

症状•20年以上前から、左股関節の痛み、頭痛、生理前の不調、よく眠れない

と書かれています。

「もういろんなところに行きました。
病院から始まって、マッサージ、鍼(はり)、カイロプラクティックとか受けても、全然変化なかったんです」
5年前に出産したんですけど、さらに体調が辛くなって、良いと聞いたらどこにでもいきました」

手術はしていないとのことでした。

まさに思っていた通りのクライアントさんです。

「いつもこって左のお尻の横を、ゲンコツで叩いているんです。これはもう癖になっています」

それは、梨状筋(りじょうきん)という骨盤と足の骨をつないでいる、これまた深いところにある筋肉が硬くなっているのが原因です。

研究テーマに叶うクライアントさんで、ちょっとワクワクしてきます。

立ち姿勢。

Photo
右に傾いて、右にねじれています。

右のウエストが左に較べて、くびれが短くなっています。

そして、両膝の曲がり。

Photo_2 右が曲がりづらい。

これは右足に体重がかかっている証拠です。

次に両手の長さを検査します。

Photo_3
右腕が短くなっています。

これら大まかな歪みを確認してから、股関節を検査します。

確かに、左の股関節が硬く開きにくくなっていました。
これは、腸腰筋が硬くなっているのが原因です。

細かく書きますと、腸骨筋(ちょうこつきん)という筋肉が硬くなっていました。
この筋肉は、骨盤のなかにある筋肉で、脳の命令を受けない筋肉です。
脊髄神経を行ったり来たりしてるだけですので、一度硬くなると、なかなか柔らかくなりません。
ちょっと普通とは違う刺激をいれる必要があるぐらいです。

セットで、後ろの、腰と足をつないでいる筋肉が硬くなっていました。
よく、腰の芯の部分が痛いと訴える人はここが硬くなっています。

「いたい〜」

由紀さんは悲鳴にも似た声をあげます。

私は、

「今だけですから」

と伝えました。

これらは、深いところにある筋肉ですので、治療する時に痛がる方が多いですネ。

Ikeasi

治療後は両足がそろい、

Erite

両手もそろいました。

Ike

右の傾きもとれつつあります。

ウェストもクビレがでてきて、つまり骨盤が矯正されたということですが、

立った瞬間の磯田さんの顔が明るくなっていました。

「先生! 軽いです!」

「軽くなって、ありがとうございます」

「これが続いてくれればいいんですけど………。」

私は体操を指導して、悪い状態に戻らないように指導させて頂きました。

そして2回目に訪れたときに………。(つづく) 次の症例へ

 

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腰痛、右膝が痛い・30代男性【練馬区 大泉学園 整体 治療室高久症例】

練馬区から前田健介さん(仮名34歳・男性)が見えられました。

右腰が痛くて、ランニングをすると右膝の外側が痛い、ということでした。
Photo
全体的に左に傾いているのがわかるかと思います。
こんなに歪んでいては腰にも膝にも負担がかかってしまいます。
両足の踵をそろえたところから上にまっすぐ線をひくと良くわかるのですが。
そのまっすぐ引いた線を重力線といいます。
この線に近づいている側の筋肉が緊張する(こる、負担がかかる状態になる)と言われています。
前田さんは右側が重力線に近づいていますので、右腰が痛い、右膝が痛いというのは理論どおりです。
Photo_2
最初の検査では、上の写真のように、右膝が左膝より曲がりませんでした。
実は、膝の外側に痛みが走るというのは、内側に痛みがあるより治りが遅いのです。この点は治療前に前田さんに伝えました。
私は、前田さんが元気に走っている姿をイメージしながら治療にとりかかりました。
Photo_3 治療前→治療後Photo_4
治療後の姿勢は、左への傾きがまっすぐに修正されたのがわかるかと思います。
さて、膝の曲がり具合はというと・・・、
Photo_7 治療前→治療後Photo_8
両足がバランスよく曲がるようになりました。これで左右均等に体重がかかるようになります。

治療後前田さんが、「1度で膝が曲がるようになったのにはビックリしましたね」と驚いていました。
私は姿勢が安定するまでランニングは中止することと、膝の外側に痛みがあるということは、治療期間が長くなる場合が多いので、前田さんに合う整体体操をすすめました。

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